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8.192014
「トリッカーズ」ダイナイトソールのオールソール修理(その2)
西野です。
立秋が過ぎてちょっとづつですが、サンダルなどに
混じってブーツなどの修理もチラホラ増えてきています。
秋はファッション的にもいろいろ着まわし、
履きまわしの利く時期なので、季節の変わり目が楽しみですね。
ではダイナイトソールの交換、その2です。
ダイナイトソールのオールソール修理
まずはこちらから・・・
ダイナイトヒールの素材です。色はブラックとブラウン。
実はこの写真の素材はブラウンなんです。わかりにくいですね。(笑)
結構微妙な色合いです。
あまりあからさまな茶色だとドレスシューズにはあわなくなりますしね。
ちなみに後ろに見えている違う柄のヒールはリッジウェイヒール。
こちらも英国製ラバーソールの代表格。
共にソール交換だけでなく、ヒール交換のみも、もちろん可能です。
ダイナイトヒール 2,700~2,900(税込み)
リッジウェイヒール 3,500yen(税込み)
前回からの続き。
ミッドソールに続いてダイナイトソール本体を装着します。
サイズをちゃんと合わせて、位置をずらさないように固定します。
クリップ状の凹凸が正確なポイントから外れると
靴の出し縫いに干渉したり、良くない修理になってしまいます。
こちらは別の靴のダイナイトソール交換後ですが、
縫い線がまあまあクリップのギリギリに通っていますね。
もっとシビアなケースもあります。
このバランス感はダイナイトやリッジウェイなどの
英国製ソールならではといえますね。
1~2mmぐらい左右にずれるともうダサイというか、
修理にならないかっちり感(笑)
縫い上げたあとヒールをつけて仕上がり。
ダブルソール+ダブルウェルトならではの存在感がありますね。
これでガンガン履いて頂きたいところですが、
良く見るとアッパーの雨ジミのムラ感が気になりますね。
水性クリーナー+デリケートクリーム+カラークリームの
基本のお手入れを行なってムラ感をぼかします。
きれいになりましたね。これで完全終了。
ちなみにこのソールはブラック。
コバのお色はチョコレートブラウン。
これも英国製のインクを使って仕上げます。
トリッカーズ ダブルソール仕様 ダイナイトソール交換 12,000yen(税込み)