- Home
- ファスナー修理, ブーツファスナー取り付け, 靴修理
- レースアップ・ワークブーツにファスナーをつけてみるPart1
BLOG
2.132016
レースアップ・ワークブーツにファスナーをつけてみるPart1
こんにちは。
山の手緋色舘の西野です。
いやあ・・・世間的にはもうバレンタイン・デーなんですね。
速っ!速すぎる。
時間の流れが・・・。体感的にはこの間お正月だったんですがね。(笑)
お客様との約束の納期もあっというまに迫ってきます。
遅れているお客様、本当にすみません。
と、いうことでですね(なにがだ)
大阪時代からのお客様にご来店いただきまして
お花のオブジェをプレゼントしてもらいました!
ありがとうございます!
お店の名前にちなんで赤いのを選んでいただけたのかもしれません。
永久保存版にします!
今週は嬉しいことがいろいろ連発でありまして、本当にこのお店を開けて良かったと実感しています。
ネットで見てご利用いただいたお客様も、ご新規の近所のお客様にもあたたかいお声をかけて頂き、
本当にありがとうございます。
今後も期待にお応えできるよう、頑張ります!
では、今日の本題。
ワークブーツにファスナーを
タイトなロングブーツやレースアップブーツは着脱に時間がかかり、
その靴を使う時は玄関で異様に時間がかかってしまうというような場合、
ファスナーをつけるのもいいかもしれません。
本日はその工程をちょっとだけご紹介します。
まずはファスナーを付ける部分を想定してラインを引きます。
どこにどうナイフを入れ、縫製をかけて、始末をつけるか・・・
この時点でいろいろ考えますが、一度決まるとあとは自動的に
することを淡々と積み上げていく感じですね。
アッパーを切り抜いた状態。
ワークブーツはライニング(内張り)がないのものが多いので
はじめは婦人ブーツより楽かと思っていた時もありましたが、
大間違い。より誤魔化しがきかない(笑)
いや、正確に言うと辻褄あわせがいい加減だと後々困ることになります。
ファスナーをつけて縫い線を引きます。
この時点ではまだファスナーは固定していません。
縫ってファスナーがちゃんと稼動するかどうか確かめてから
のりで仮固定してミシンを走らせます。
一本目を縫い終わったら、革で作った「風防」というパーツを二本目の糸で縫います。
ファスナーを取り付けるために解いた縫い目も全て元に戻して出来上がり。
さて、これはホワイツのセミドレス。
やはり靴の内側にファスナーを付けます。
これも切り込んだあとの状態。
V字形に見えますが、さっきと違って切り込み線は一本だけ。
ファスナーを閉じると革も閉じてしまう状態になる「比翼仕立て」です。
完成写真。
さすがにホワイツは靴としての迫力というか、存在感がありますね。
ということでこのブーツのファスナー付け、オープンからお問い合わせ
たくさん頂いております。
もうかんにんしてくれ!(いやいや嘘です)
ほぼ似たような内容のパート2に続きます(笑)
本日は以上。
ワークブーツのファスナー取り付けPart.1でした!