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靴にお手入れが必要なわけとは・・・?靴のお手入れ解説編

靴のお手入れ

西野です。

年間を通じてお客様からお問合せの多い質問のひとつに

「靴のお手入れはどうやったらいいの?」

というものがあります。

正直この質問が発せられると「来たな!」
と、多少身構えてしまう自分がいます。(笑)

というのも、「靴のお手入れははこうあるべき」という
公式は存在しませんし、「こんなもんでOKかな」という
線引きに意外と個人差が大きいからです。

「明日結婚式出席だからピカピカに」
とか
「収納前のブーツのお手入れお願い」

などという風に目的が決まって投げてもらえると
「お任せください!」と二つ返事ですが・・・むしろ

「自分でちゃんとお手入れして靴を履いていきたい」

というお客様には、こちらも真剣にアドバイスを
お渡ししたいと考えてしまいます。

ということで本日は靴のお手入れに関するお話。
文字通り「基本のキ」です。

 

靴のお手入れのキモは常態を保つということ

まずは引き算の問題と考えてください。

靴のお手入れをする楽しさ-面倒臭さ=答え がになったら、

自分では出来ないということですのでプロに依頼しましょう。

というか、靴の見栄えが悪くなって
「このままでは履けないな」と思ったら
捨てますよって方もおられるかもしれません。

服が汚れたら洗ってアイロンをかけたりしますね?
衣服を清潔に、キレイにするということも
もちろんなのですが、生地の持っている風合いが
そのことによって蘇ってきます。

ジーンズを洗って天日干しすると、気分的に
お日様のありがたさとか、綿の洗いざらしの
気持ちの良さを感じることが出来ますね。

このようなことは靴にも同じことが言えるんです。

靴もお手入れをすることで本来の風合いや
機能がはじめて保てるんですね。

だから洗濯をするように、日常の事として
「ケア」をすることが本来は望ましいんです。

そしてそれが面倒だったりすると続くことではないので、
自分でなんとかしたいってお客様には、せめて楽しさを
感じていただけたら・・・という思いでいろいろ
アドバイスをさせてもらっています。

お手入れ=手を入れる。

文字通りならメンテナンス=修理も視野にはいりますが、
物を使い捨てにしないためにも

まずは「靴のお手入れはどうやったいいの?」

と、ドンドンお問合せください。(笑)

意外な発見(楽しみ)が日常に生まれるかもしれませんよ!

この続きはまた明日...

 

 

靴のお手入れ

こちらの靴はフロントに大きめのシミがあったのですが、
サドルソープ(靴のせっけん)で洗い落としました。
水で丸洗いしたわけですが、いわば「スッピン」の状態。
女性の方ならわかると思いますが、すっぴんで外出するのは
抵抗がありますね。

スキンケアどうこうと言わなくても、紫外線や乾燥も気になります。
ということでこのすっぴんの状態から、ちゃんと外出できるように
整えてやるのが「靴のお手入れ」の基本ということです。

次回はその実践編!

 

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