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10.152014
~私が靴を愛するワケ~レザーソールに補強ハーフソールのススメ
西野です。
少し前に公開された映画『私が靴を愛するワケ』
クリスチャン・ルブタンやマロノ・ブラニクの錚々たる
ハイヒールパンプス、ミュールが沢山画面に登場いたします。
映画のキャッチコピーは
『私の機嫌は、ヒールの高さに比例する』^^;
これってドキュメンタリーなんですよ。
まあ映画そのものを見ると納得ですが、
このような靴はデイリーユースに使わず、
あくまで「女子力UP」「勝負靴」として
キメの一発でお使いになるのがよさそうですね。
クリスチャンルブタンのレッド・ラバーソール
ルブタンのソール(足の裏)はレッドが定番ですが、
これは一種のフェテシズムや紳士なら派手色を差した
ジャケットの裏地にこるようなものでしょう。
女性の足を美しくみせるチラリズムというか
デザインも意匠もこのブランドならではの大胆さがありますね。
ベージュ系エナメルのパンプスです。
かなりヒールが高いですね。
ハーフソールご依頼ですが、ここまでヒール高があると、
つま先にかかる力も並大抵ではありません。
『赤』のレッドハーフソールが似合います。
立体感をそこなわないよう、ハーフソールの
切り込みは曲線を描いております。
もうひとつのルブタン
ゴージャスですね。スパンコールがデザインされた
パンプスはこれからの年末シーズンに役に立ちそうです。
ルブタンの靴底の赤は、もはや好みの問題ではありますので
別に他のお色のゴムでもかまわないわけですが、
靴をひとつの文化的なアート作品としてみれば、
できるだけもとのイメージを変えないほうが
むしろ使いやすいでしょう。
新らしいレザーのソールをそのまま履きおろしてもいいのですが、
やはり掃く前に補強(ハーフソール)をしておくのは損はないです。
ルブタンの薄いソールは3~4回履いたらもう削れてしまい、
使えなくなったりします。
エレガントな靴は華奢になるのは仕方がないんです。
靴を履く(メンテを含めておつきあいする)というのは
西洋の文化を体で感じるということでもあるのだから、
長持ちさせるよう使って欧州文化を体感してみるのもわるくないですね。
ちなみに文化といえば・・・
先日は塚口も私の地元も秋祭りでした。(笑)
垂水 海神社あたりのだんじり風景。
台風一過で気温も秋本番!ですね。
ではでは本日は以上です。