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8.282019
koosブーツのクレープラバーソール交換
こんにちは!
緋色舘の西野です。
8月もそろそろ終わりですね。
本日は人気のあるKoosブーツ ブランドの修理をご紹介!
ブーツは本格的な出番は秋冬ですが、メンテナンスは今のうちに施しておくのがいいでしょう。シーズンが来て箱から取り出してみると修理が必要な状態になっているというのもよくある事です。特に天然クレープを使用してあるKoosブーツはクレープが湿度や温度変化の影響を受けて変質しやすいです。
クレープラバー(合成クレープ)のソール交換
ブラックのクレープです。
クレープラバーソールは天然クレープとは違い、気温や湿度の影響を受けて劣化、変化していくことはまずありません。
天然クレープには自然のものが持つあたたかさがあり、独自の履き味にもファンが多いことと思います。
ですがドロドロになったりカチカチになったりと、維持には気を使いますね。
Koosブーツの履き心地が悪くなったり、磨り減ったら、このようなラバーに交換するのもひとつの手なのです。
メリットとしてはソールの維持が簡易になり、その後の修理も容易かつ安価ですので
ブーツ本体を長く使用していくことが可能になります。
ソールのカラーは濃い目の色を持ってくるとソリッドな感じに仕上がります。
ブーツ本体の色目に合わせてチョイスするのが基本ですが、Koosの場合はお好みにあわせて自由に選んで良いでしょう。
ブーツが明るい色の場合はこのようなナチュラルカラー(ベージュ)がよく合いますね。
他にもダークブラウンがあります。
上のアイボリーのブーツと同じナチュラルカラーのソールですが黒のブーツに使用するとよりソフトな雰囲気に。
サイドから見るともともとの天然クレープのイメージには近いかもしれません。
ブラウンのブーツも明るめのソールでライトな印象に!
天然クレープの元々の色目に近いこのナチュラルカラーはクレープラバーを使用したソール交換では
最も抵抗がなく入りやすい色になると思います。
こちらはブーツではなくソールも革製で出来たシューズタイプ。
これもシンプルなデザインがいいですね。
デザインに余分な飾り気がなく流行に左右されないというのも定番(ベストセラー)の条件でもあるわけです。
クレープラバーに交換してヒールの高さもUP致しました。
ヒールはバランスヒールと呼ばれるクレープのKOOS独特の、内側がすこし尖った形をモデリングしています。
ソール交換する場合、Koosはこのヒールの高さをオリジナルの6mm~少し高めの9mmに変更することが出来ます。
ぺったんこ過ぎてヒールの高さが欲しい場合はお申し付けください。
トップラインの修理
少し珍しいタイプのKoosブーツです。
before
足首のトップラインにクッションが巻きつけてあり、これをテキスタイルで覆ったデザインです。
使用でテキスタイルが磨耗してきたので革に交換します。
after
クッションを巻く場合は柔らかめの革を使用します。
薄すぎると弱いですし、厚いとシワがよって履き心地が悪くなります。
というか巻くのが困難になります(笑)
さて、以上です。
Koosブーツは本体は非常にヘビーデューティーで実用性にも優れた靴と言えます。
良い物を長く使うためにもソール交換などのメンテナンスは必須です。
お持ちの方はソールも時々チェックしてみてくださいね。
本日はkoosブーツブランドのソール交換でした!