- Home
- 男性靴, 靴のオーバーホール, 靴修理
- 紳士靴のオーバーホール直せばより深みのある靴へ変身!
BLOG
7.292014
紳士靴のオーバーホール直せばより深みのある靴へ変身!
こんにちは!
駅前店のスタッフ西野です。
一度気温36℃の世界を経験してしまうと
32℃ぐらいでも「ちょっとまし」なんじゃないの?
と思えてしまうところが恐ろしいですね。(笑)
さて、本日は紳士靴の修理、悪いところを全部直して
しまいましょうという、オーバーホールです。
ソール全てをはり替えてしまう「オールソール」という
修理もあるのですが、これは原型修復の意味が強いですね。
本日ご紹介するのは、オールソール交換より
コスト・パフォーマンス良く、実用性重視の
仕様をお客様とミーティングして決めた形です。
クロケット・アンド・ジョーンズの
ストレート・チップビジネスには欠かせないシューズです。
スーツには最も使いやすいぶん、
ヘビーローテーションも仕方ないですね。
ソールに穴が開き、ヒールもベース部分まで磨耗しています。
本来ならオールソール時期ですが、ソールのダメージを修復して、
底縫いをすれば元のソールを生かしたまま再生することも可能なんです。
もちろんヒールの積み上げも全て新しくします。
ソールの縫い糸を切って一度はがし、中のコルク材も全て取り替えます。
ヒールのブロックも全部一度取ってしまいます。
レザーソールを復元してから底縫いをします。
そのあとヒールの革を一枚づつ積んでいきます。
最終的にソールにハーフラバーを付けます。
出来上がりこのような形。
もともとはレザーソール+半革ラスターの
クラシック仕様ですが、より耐磨耗、
路面グリップに優れた靴になりました。
vibram エクスプローション・ハーフソール+アリエル・ヒール
ヒールブロック積み上げ&ソール縫い(オーバーホール)7,000yen~
他にもいろいろなオーバーホールの方法があります。
まあ、底だけでなく、悪い部分をまとめて全部直す
わけですのでどのような形にするかは予算を含めてご相談で。