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3.212018
KOOSブーツのソール交換まとめ
こんにちは!
緋色舘の西野です。
今年も春分の日がやって来ましたね。
学校などは春休みの時期ですが、これから新生活、新社会人になる方も多いと思います。
お使いのアイテムにとっても衣替えに一年の区切りとしては良い時期ですので、要らないものは整理して、
必要なものはリバランス=適正なバランスを求め直す(修理する)のもいいでしょう。
むりやり修理の話に持っていこうとしているのがバレバレですが(笑
お役に立てるようでしたら緋色舘をよろしくお願いいたします。
では本日はKOOSブーツ
女子力UPの人気ブーツです。
KOOSのオールソール交換にはだいたい3つの方法があります。
天然クレープ(ハイブリッド仕上げ)
もともとKOOSブーツは天然のナチュラルクレープで構成されたソールが付いていますので、
同じような天然クレープがお好きな方向けの修理です。
ただ、気をつけて頂きたいのは、KOOSの純正として使用されているものは薄くてかなり固めのクレープ
なのですが、修理として使えるタイプは汎用性ですので、柔らかく、構成としては少し厚めのソールになります。
純正とまったく同じものというわけではないので、その点ご理解ください。
ヒールはクラークスと同じようにハイブリッド仕様にしていますので、単なる汎用性クレープよりは強いです。
修理後にアウトソールが使い減りましたら、その部分のみの交換も可能です。
休日向けのリラックスした履き心地やナチュラル感が好きな方にはオススメいたします。
デメリットとしては下に挙げる合成のクレープに比べると経年劣化があり、
冬の低温や夏の高温などの温度や湿度による影響を受けます。
修理コストも1000yen程度高くなります。
合成クレープ
緋色舘ではKOOSの最も代表的なソール交換方法です。
天然クレープではなく、いわゆる「クレープラバー」という合成クレープ素材を使って修理します。
もともとKOOSのソールはわりと強いのですが、細い底糸で縫われていてやや分解しやすい傾向にあります。
ブーツ本体は何年も持つシュリンクレザー(シボ革)で作られてあったりと、剛性もあり、丁寧に使えば
何年でも持ちます。
一度この合成クレープにて構成しなおすと、ソールの強度が上がり、修理後のメンテナンスもより
気を使わなくても大丈夫になります。
デメリットとしては強くなるぶん、自重が上がるのでやや重たくはなります。
重くなるのはちょっと・・・と感じる方には、より軽快なスポンジ系素材で構成することも可能。
KOOSのソール修理といえばこのブラウンが定番
こちらはまっ黒のブラック
明るい色の本体にはベージュもあります。
もちろんブーツ本体がどんな色であっても使用できます。
「バランスヒール」と呼ばれることもあるKOOS独特の内側がちょっと尖がったタイプのヒールも再現しています。
オリジナルは5mm程度のペッタンコなのですが、より履きやすくするためと、強度を上げるために6mmと9mmの二種類があります。
今回挙げている画像はほとんどが9mmですが、ソール厚もやや上がるのでバランスからの違和感はないと思います。
vibram#2303ソールでの交換
イタリアvibram社のソールでも交換が出来ます。
ヒール付きのユニットソールを縫い上げて使用します。
合成クレープよりもさらに剛性が高く、修理後はほぼメンテナンソフリーと言ってもいいぐらいです。
ソールもかなり薄く仕上がりますし、もともとデッキシューズに使うソールですから屈曲性も良いし、
雨にも強いといいことだらけ。価格も合成クレープと変わりません。
色はこのグレーのようなカラメルや黒などがあります。
デメリットとしてはサイズ39以上の大きめサイズにしか使えないということですね。
ヒールとソールが一体のユニットソールなのでサイズ38以下はバランスが良くないです。
関連記事 収納前に!KOOSブーツのクレープソール交換Part.2
ということで3つの修理方法をまとめてご紹介いたしました。
価格は大体10,000en~11,000yen+税というところです。(H30.03月 現在)
では本日は以上!
KOOSブーツのソール交換のまとめでした!
よろしくお願いいたします!
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