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10.272017
乗馬ブーツのソールはがれと革あて修理
こんにちは!
山の手緋色舘の西野です。
本日は乗馬ブーツの修理。
ソール剥がれと革あて修理についてのご案内。
乗馬ブーツの底付け製法にはいろいろなものがあります。
底を見てみて糸が通っていないものは縫われていないもので「セメンテッド製法」といいます。
縫い目が入っているものは「グッドイヤー製法」だったり「マッケイ製法」だったりしますが、
もちろんこちらの方がソールははがれにくいです。
しかし、はがれるからといって「セメンテッド」が必ずしも悪いわけではありません。
この製法でないと作れないものもあるわけで、一概にどの製法がいいかというものでもないと思います。
スポーツタイプのフィールド用ショートブーツ。
つま先部分から部分的に分解していたのですが、フィールドのダストや水分をブーツの底が吸い上げますので、
再接着する場合は全てを分離させて清掃した上で作業を行います。
ファスナーの無い、ボックス型の長靴。
アブミが当たる部分にクラック(ひび割れ)が相当数おきていましたので1.5mm厚の「ソロモンレザー」という屈強な革でカバー
を入れてます。甲は屈曲性が悪くなると運動性を阻害しますので、そのあたりを考えて修理を致します。
ソールを一度剥がして、インナーごと縫い上げます。最後にソールをセメントして終了。
グッドイヤー製法だとこういう修理は出来ません。
定番のvibramリフト交換。
ソールのマーキングがカッコイイですね!
乗馬ブーツにも世界的にビブラムが標準です。
↓乗馬ブーツのファスナー交換などについては以下のページも参考にしてください。↓
乗馬ブーツの修理御礼
乗馬ブーツの修理again!
緋色舘の乗馬靴(ブーツ)修理
乗馬ブーツの修理~ファスナー部分と革あて修理や縫製修理~
乗馬ブーツ修理の特設ページ
では本日は以上!
乗馬ブーツのソールはがれと革あて修理のご案内でした!