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9.152017
秋シーズン in しました!(ハーフソールやインソール交換など)
こんにちは!
緋色舘の西野です。
9月にはいりまして台風シーズンですね。
18号が現在だんだんと関西にも近づいて来ていますので要注意!
堪忍してほしいですね~
本日は夏の名残りのサンダルから新シーズンに使いたいブーツまで。
衣替えシーズンの靴修理いろいろをお送りいたします。
クロエのサンダル
vibram ガンマソール(ベージュ)
この丸くてゴツゴツした感じがなんともかわいいですね。
もうひとつクロエ
今度はパンプス
クロエのパンプス
ヒールのスタック巻革交換とvibram Exp’ソール(ベージュ)
このブランドの靴はお好きな方は本当に大好きなんじゃないでしょうか?
シーズン全てのモデルが限定品と言ってもいいプレミア感があります。
ヒールの存在感が大きい靴なので、キズやヨゴレなどはこのように巻き替え交換することで元に戻ります。
スタック革はこのようにナチュラルで巻くことも、WAX仕様の黒や茶など、光沢のあるものにも出来ますよ。
限定モデルといえば・・・
ジミーチュウのサンダル
ミシュラン スリムソール(黒)
所謂プレフォール(秋)モデルの限定バージョンみたいですね。
夏物と違ってスゥエード使いで温かみがあります。
エレガントですね。しかしこのヒールリフトは打ち替えが難しそう(笑
さて、もう少しハーフソールをいくつかご紹介
○ミシュラン ハーフソールの魅力
プラダのパンプス ミシュラン スリムハーフソール+リフト(黒)
以前にも特集しましたミシュラン製品ですが、
ハーフソールに続いてゴムリフトも入荷しています。
個人的にはvibramよりも無地っぽく「スベラない感」が強いように思います。
二層リフトで耐久性もバッチリですのでぜひこの秋のヒール修理にお試しください!
もうひとつ黒のハーフソール
repettoの黒レースシューズ
ミシュラン スリムハーフソール(黒)
ミシュランソールは柔らかく、薄いのでバレーシューズのような返りのいいものにもフィットします。
次にキャメル系ですね。
夏場には大活躍でした(笑
セルジオ・ロッシのパンプス
ファビオ・ルスコーニのバレーシューズとパンプス
いずれもソールエッジの色に合わせてハーフソールの色を決めています。
ファビオはこのエッジカラーがブランドカラーの特徴になっていますので、
特にこのキャメルがおすすめ。
黒の靴を横から撮影した画像。こう見ると一目瞭然。
ソールエッジからヒールまで、この色の統一感がブランド靴のイメージを決めてしまうので、
こういう靴にハーフソールをテキトウに選んでしまうのはいけませんね。
色で遊ぶときは別ですが、あくまで靴のイメージや色の統一感を考えてハーフソールも選んでみるといいです。
全てミシュラン スリムハーフソール(キャメル)
○インソール交換とソール剥がれ
今年の夏最も多かった修理にソールの分解があります。
これはペリーコのウェッジサンダルですね。
こういう風になるとショック大きいかもですね・・。
今回は中底を全てはがしてバーの一本一本を接合し直す形で修理いたしました。
パトリックのスニーカーもバラバラに・・
ソール分解については、「実際に現物を見てみないことには直せるものかどうかの判断は出来ない」
というのが正直なところです。
ネットからのお問い合わせも時々頂きますが、往復の送料をご負担してもらうことになりますので、やはりお近く
のお店でご相談されるのが一番いいです。
素材の劣化具合や形状などから修理が難しい(直る、直らないのグレーゾーンが大きい)ものもあるので、基本的に店頭以外ではお受け出来ない場合もございます。
次にインソール交換
春先から湿度の高い日が続いていましたので、インソールもよく傷んだと思います。
これはすっぱり中敷を交換することでキレイに直ります。
プラスアルファで色々な色目にチェンジしてしまうのもアリですね。
当店ではこれぐらいは常時揃えております。
夏場のサンダルはラメ系のものもよく出ました。
定番のビルケンサンダルも今年はブログでご紹介致しましたので多かったですね。
○秋口から増えてくるヒールカット修理
春夏の靴より秋冬物のほうが女性は靴のアイテム数が多いのではないでしょうか?
「去年は普通に履けてた物が、今年出したらなんだかヒール高すぎで安定感が悪い」
と、いうのはよくありますね。
少しだけヒールの高さを落として楽に履きましょう。
このブーツのようなヒールだと、ある程度バランスの限界までカットしても大丈夫ですが、
例えばヒールのリフト面積が小さい(俗にいうピンヒール)は少し余裕残しでカットするのが望ましいですね。
リフトが小さいものほどうっかり履きつぶしてしまったり、歩行中アクシデントでリフトが抜ける・・
などということも考えられるからです。(ピンヒールで絶対に走ってはいけません)
○エンジニアブーツの修理
本日ラストはレディスのエンジニアブーツのソール交換です。
たぶんイタリアのブーツメーカーのものだと思いますが、「秋までに直して」
と、ご常連様よりオーダーを頂きました。
以前他店で修理された時に本体をソールに巻き込みすぎて「つま先の丸さ」が無くなったとの事。
いろいろ思案いたしましたが、強すぎる巻き込みを開放して、少しコバを張り出す形で整形しました。
上が新たに作ったソール
下が外したソール
アッパーへの接合面積(中底の形)は同じですがコバを張らせてつま先も丸く見えるように作ったつもり・・(どんなだ
レザーソールで360度マッケイ縫いの後、vibramアンジェラハーフソールとミシュランヒールを組合わせて完成。
チェイス・パチョッティのエンジニアブーツ
これはステッチダウン方式で、vibramのウェッジソールを使用しました。
ヒールタイプの構成よりややスポーティーになりますが、これはこれで、クッション性も加味されて
履きやすさは向上したと思います。
さて、本日はこのあたりですね・・・
台風が通過したらいよいよ秋本番でしょうか?
今日は婦人靴オンリーでしたので、おまけで・・・
クロケット&ジョーンズ vibram Exp’ハーフソール(茶)+トライアンフスティール
こんなのや・・・
パラブーツ ソール交換vubram トレントソール
こんなのが、いよいよ本番となってきそうな日々です。
婦人靴、紳士靴ともにご利用お待ちしております!
では本日は以上!
ハーフソールやインソール交換など、衣替えシーズンの修理ご紹介でした!