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BLOG
7.152014
ブランドバッグのショルダーが切れても大丈夫!カバン修理の実際
西野です。
本日より三回程度に分けてカバン修理の
ビフォア・アフター的な画像を交えながら、
リアルな現場でのカバン修理がどういったものなのか?
ご紹介したいと思います。
修理は見た目だけでなく実用強度も大切
ブルガリのショルダー型ポーチ。
革のショルダーが付け根から破損。
力がかかる部分なので、えてして
こういうことがおきてしまいます。
まずはダメージのある部分を
カットして形を整えます。
革包丁を使って革をつなぐ用意をします。
「漉き」(すき)と呼ばれる作業で、
接合する部分の厚みを調整したり、
この刃物で曲線や直線に革を断ち切る
ことでキレイな形を作るわけです。
カバン本体にストラップを再接合します。
この時、革ストラップの中に極薄のナイロンを
仕込みます。こうすることで革の強度が
グ~ンとアップするんです。
修理前以上に実用強度があがります。
ミシンで縫製します。
必ずもともとのミシン目に
そって針穴を拾います。
そうしないと革生地が針穴だらけ
になって強度が落ちるからです。
出来上がり。
不自然にならないよう、
しっかり縫い付けてありますね。
部位、修理内容により、価格は変わります。
ストラップやカバンの持ち手などは常に力がかかっていますので、
おかしいなと思ったら完全破損するまで使わないで、
修理に出してくださいね。早め修理でコストも安くあがる場合も多いです。
では、また次回!