こんにちは！
緋色舘　店主の西野です。

関西は既に入梅真っ只中かと思いますが・・・
本格的な梅雨空はこれからですかね。

不快指数が高いので足元は軽いサンダルやローファーが大活躍かと思います。

ということで本日は真夏にかかせないビルケンサンダルの修理ご紹介！

ビルケンサンダルのフットベット脇はがれ

まずはビルケンサンダルに多い修理
フットベットを支えるアッパーの脇はがれです。

before

after

このようにフカフカとまわりがはがれてきても、コルクフットベッドに接着を行うことで元通りに。

スエードライナーの交換

次にインソール（中敷）の交換修理

before

after

定番のガウチョ（サンドベージュ色）

汚れてしまったインソールを張替えます。
このインソールに使用する革はどんなものでもいいというわけではなく、
フットベッドに添うやわらかさと、磨耗に対する強さ、一定の厚みがないと役にたちません。
ビルケンシュトックに依頼すれば純正のロゴ入りで張替え可能かと思いますが、
おそらくシーズンオフ以外には利用できないぐらいの日数がかかるかと思います。

緋色舘では当然ロゴはありませんが、毛足が短くて肌（足）触りのよいスエード
英国の老舗タンナー チャールズ・F・ステッド社のスーパーバックを使っています。
靴好きの方には高級スエードとして有名なので説明不要の革ですね。

広げると畳一枚ぐらいの大きさ

同じスーパーバックの別色　カフェノアール（こげ茶）

インソールはサンダルの顔。脱いだ時に気になったら是非お試しください。

スーパーバックはこのように紳士靴の腰裏ライニングにも使えます。
インナーとして使うのには贅沢な革ですが、滑らかさとソフトな優しいタッチは他では出せないものです。

最後にビルケンついでに・・・
純正ソール交換

シーズン中でもサクッと交換できちゃいます。
ビルケンサンダルはフットベッドが履けば履くほど足に馴染んでいきますので、
ソール交換やヒール修理しながら長持ちさせていけば毎年気持ちよくお使いいただけます。

では本日は以上！
ビルケンサンダルの修理についての記事でした！

サマーシーズンも緋色舘をよろしくお願いいたします。