BLOG
2.112015
紳士靴のソールとヒールの色のチョイス
こんにちは!
西野です。
一月末から修理オーダーが少し立込んでいる状況になっています。
特にかばん修理は納期の遅延が発生するぐらいで、スタッフ廣永、
社長上田ともに連日頑張って仕事をこなしております。
靴のオーダーも二月は毎年紳士靴のオーダーが増える時期です。
色のはなし...
ということで本日は紳士靴だけではありませんが「色」の話題です。
チャーチ、JMウェストン、クロケットetc…
セルジオ・ロッシは本当に官能的とも言える靴作りですね・・・
今期春物にハーフソール修理です。
来る時は一気にオーダーが増えますね。
ビジネスに使う紳士靴の場合、スーツに合わせるのが基本となりますので、
茶系の靴でも、本格靴ならリフトは黒をチョイスするのが
オーソドックスということになります。
ビジカジが主流の現在でも、きれい目のジャケパンにはスーツに
合わせることを前提にして、足元の色を決めたほうが無難ですね。
クロケット&ジョーンズの茶靴
穴飾りはありますがピッチド・ヒールで限りなくドレス仕様ですね。
ソールは茶でいいんですが、ヒールは黒で。
これに茶を使ってしまうとダークスーツに合わせると、
かなりぼやけた印象になります。リフト一枚の話ですけどね。
ドレス~カジュアルに靴のデザインがなればなるほど
茶系のリフトを使っても違和感がなく、カジュアル感が強くなります。
チャーチのエスプレッソ、フルブローグ。
カントリー色の強い靴です。
シューレースも太めですね。
パンツのカフを大きめに取ったら冬物のスーツにはこれでも合わせられそうですね。
リフトを茶にするとシャープさはなくなりますが、温かみが出ますね。
一方、婦人靴はというと・・・
ペリーコの春物パンプス
さわやかな若草色。
ソールもページュで軽快に見せたいですね。
上で取り上げたセルジオ・ロッシもそうなんですが、
軽さを出すには明るい色のチョイスが必須ですね。
もうひとつペリーコですが、こちらはサドル・シューズ
こういう靴は黒のソールのほうが締まって見えますね。
色のチョイスは靴の雰囲気とTPOでどうお使いになるかで決まります。
「え~さっぱりわからない」というお客様には店頭でご説明いたします。
靴はその日のコーディネートを引き立てる役割を大きく担っていますから、
ソールやヒールリフトの色にもちょっと注目してみてもいいですね。
本日はちょっとした靴の表情に関するお話でした!