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BLOG
11.92014
KOOSブーツのオールソール修理~人気のクレープソール修理~
西野です!
こんにちは。
この頃は気温差が激しいですね。
そのせいか風邪をひいている方もチラホラ。
かくいう私も三週程度前にいち早くかかってしまい、
なかなかしつこく治りませんでした。
単なる風邪といってもこれが結構シンドイです。
熱は出るわ、鼻水はとまらないし。
皆様もお気をつけください。
クレープソール修理
さて、本日は人気のクレープソール修理。
クレープソールを使った靴の修理は、
今回紹介のKOOSとクラークスがやはり一番人気ですね。
KOOSブーツはだいたいはプルアップされた
シュリンクレザーを使った革が特徴なんですが、
革質がソフトで肌触りが非常に良いです。
メンズも一応はあるらしいですが、
主にレディースのブーツがメインですね。
オランダのメーカーさんですが、
創立当初から日本人のクリエーターが
かかわって出来たブランドだったかと記憶しています。
オールソール交換したKOOSブーツ。
筒型のシンプルなデザインがかわいいですね。
天然クレープソールのクッション性は唯一無二。
オリジナルに近い6mmのソール構成。
編み上げタイプのブーツ
アウトソールをはずしていくと、
この靴のミッドソール構成はこんな感じ。
マッケイ縫いで二重にステッチが走っています。
機能性だけでなく、よく見ると左右でアシンメトリーな
ミシン目もとっても芸術的ですね。
見えない部分にもメーカーさんのこだわりが感じられます。
さらにインソールにはハンドで着色がされていて、これも一点一点違うんです。
修理後。6mm(ソール)×6mm(ヒール)
やはりこの厚みの構成が最もしっくりする気がします。
(他にもう少し厚みを上げて修理することも可能)
ベロニク・タイプのロング丈ブーツ。最もよく見る定番人気の形ですね。
修理後はこんな感じ。
アッパーは色のくすみを取って天然ワックス配合の
レザークリームでお手入れしてあります。
こちらも編み上げタイプ。
シューレースの擦れる部分にステッチが走っていますが、
磨耗により糸切れしています。
KOOSにはライニング(裏地)がないので本来この部分には
ステッチは必要ないのですが、なぜか走っています。
実は装飾的な意味もあるのでしょうが、KOOS独特の革紐レースが
アッパーに食い込んで革が傷んでしまわないよう、作られているんですね。
本当によく考えてあると思います。
オールソール時にこの部分もちゃんと縫い直します。
これで出来上がり。