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ブーツにファスナーを取り付ける エンジニア編

エンジニアブーツにファスナーを取り付ける

こんにちは!緋色舘の西野です。
本日はブーツのファスナー取付の中ではDr.マーチンの次にご依頼の多いエンジアブーツのファスナー取付カスタム修理のご紹介です。

定番の取付とファスナーの種類

Redwing

エンジニアブーツの代名詞と言えなくもないRedwing
バイカーの方がライディングブーツとして使用されることが多いとお聞きします。
3点ともにファスナーの種類はYKK エクセラ(No,5)、そして比翼仕立てでの取付です。
YKKのレギュラーファスナーには求められない強靭さとメタルエレメントの美しさから、
「エクセラ」で取付をお勧めいたします。
比翼仕立てについては、ファスナーがむき出しになっている取付方法よりも、
閉じているときにはアッパーにカバーされているので防水、防風の観点からも優れているため、採用しています。

エンジニアブーツ ファスナー仕様にカスタム(ご紹介頂いたLIFE WITH BIKE様のHPへのリンクです)

CHIPPEWA

11STEEL TOE ENGINEERですね。
Redwingでもチペワでも取付の基本は変わりません。
甲ベルトの付け根あたりがファスナーエンドとなる仕様です。
上の画像の白線のラインがカット線となります。
本格的なエンジニアブーツはここより下まで切り開くことは出来ません。
技術的には絶対に不可能というわけでは無いのですが、
ソールに近い部分は屈強な月型芯などがあり、容易に開くべきではないとの考えです。

WESCO &DOUBLE RL 

カッコイイですね。ウェスコはオーナー様の希望でファスナー取付に使用したステッチを全てREDで縫いました。ダブルアールエルは茶芯の黒革で、このあたりのモデルになると一気にアッパーの革質が上がります。

ROLLING DUB TRIOとファスナーの番手

こちらのローリングダブトリオのエンジニアには、エクセラNO.8という少し大きめの番手のファスナーを取り付けています。
番手についてはNO.5が通常の大きさNo.8が大きめとなります。
エンジニアブーツによく使用するニッケル(銀)とブラックニッケル(黒銀)で大きさと色の比較画像を参考に見てください。
ファスナーの引手(スライダー)はNo.5に比べてNo,8はかなり大きめに見えると思います。
バイク使いの方は大きめスライダーが邪魔になる場合もありますので、No.5が基本になります。

価格について

エクセラとして使用出来るメタルエレメント

ニッケル(銀)
ブラックニッケル(黒金)
アンティークブラス(くすんだ金)
ゴールド(金)
アンティークカッパー(銅)

※ファスナーのテープについては本体の色に準じたものを使用するのが基本となります。

エンジニアブーツにファスナーを取り付ける

最後にソフト型エンジニアをソールぎりぎりまでカット線を入れてファスナー取付をしたモデルもご紹介します。
柔らかいタイプにかぎりこのような取付も可能です。
YKKレギュラーファスナー使用で13,200円より

レッドウィングやチペワブーツのソール交換とファスナー取付

それでは本日は以上です!
ブーツにファスナーを取り付ける エンジニア編でした!

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